杉様天国

23日。杉様ライブ「魔法の中心」では夢のような時間が過ぎていきました。

90年代半ばに行われたビートル・ピープル以来0.1世紀ぶりに訪れたオンエア・イーストであったが、噂以上に街並みの風俗化現象は進んでいて本番を前にして内心困惑してしまった。
自分もそれなりに年を重ねて常識ある大人に近づいたという事でしょうか。

現場に到着するとリハーサルはすでに始まっていて、いつもの元気な杉サウンドが響いていました。
僕の順番はまだ先なので楽屋に行って他のゲスト陣と挨拶を交わし、談笑しながら和んでいました。
次々に呼ばれてリハーサルをするのですが、その間も杉さんはずっと歌いっぱなし喋りっぱなし。
そしてその流れのまま本番へと突入して行くのですから驚きです。


ライブはのっけからサプライズゲストというスペシャルの連続で僕らも客席後方からじっくり見学させていただきました。
学生だったあの頃、30年後に「バイ・バイ・ウサギ君」をステージでまた歌うとは想像もしていませんでした。
レコーディングで参加できなかったレッド・ストライプス仲間の竹内まりやからは「私の分まで頑張って歌ってきてね」というメッセージが届いていました。
「Wonderful Life」「僕らの日々」では不思議な時間の流れを感じながら楽しく歌うことが出来ました。
杉さんのパワーに引っ張られ、アンコールまであっという間に過ぎ、空間は幸福感で溢れていました。


お客様が会場を後にして、先ほどまで熱かったステージもかたずけられていきます。
ギターケースを抱え暗くなった舞台を横切る時、
あの盛り上がりは本当に現実だったのだろうかと魔法が解けたような感覚だった。
杉さん呼んでくれてありがとう。
これからもよろしくお願いします。