彼女からはその後すぐに返事が来たのでした。
所属事務所であるスマイルカンパニー社長、小杉理宇造氏も快くOKしてくれたというから本当にありがたいです。
もちろん達郎さんにも感謝していますよ。
これで僕らのプロジェクトは全員のビジョンが一致したのでした。
竹内まりやさんと一緒に「五線紙」をリメイクする。
これこそが25周年イベントのスタートにしたかった事なのでした。
1980年、まりやのオリジナルレコーディングでは、EPOさん宮田さんとのコーラスセッション中、笑いが絶えないほど楽しかったのを覚えていますが、今回は出来るだけシンプルに二人の声が活きるアレンジで臨もうと思っていました。
そこで、真っ先に思い浮かんだのはギタープレイヤーの佐橋佳幸(山弦)さんでした。
彼とはWe Got It !をレコーディングしているスタジオに遊びに来た時からの知り合いですから僕のことは解かり切っています。
スタジオも彼のプライベートである、ハバネロ・スタジオにお邪魔しました。
まるで、アメリカン、ハワイの感覚?いや香港?とでもいうような家庭的雰囲気のスタジオワークでした。
いつものように自分のデモテープからイメージをつかんで貰っていたので、狙い通りの素晴らしいテイクとなり、ふわふわにこにこリラックス状態でした。
今やアレンジャー、プロデューサーとしても第1人者であり、ギター少年達の憧れの的となっている佐橋さんが、僕の25周年のためならと休みを返上してまで参加してくれたこと、本当に心から感謝しています。
いつか、約束どおりライブにも参加してね。