話はちょっと戻るけど、とんでもない大発見かもしれないので書いておきます。
大学生になったら音楽のサークルにでも入ろうかと校舎の中、音のする方角をを色々物色してまわった事があった。
理工学部だけではなくちょっと離れた本部の方まで足をのばしたが捜し物は見つからなかった。
銀座が好きでよくぶらぶらしてたのか、恐らくある日ふと立ち寄ったのがヤマハ楽器銀座店だったのだろう。そこにイベントスペースを見つけ、ライブ出場者募集の掲示板か何かを読んで、スタッフに話をしたら、まずはオーディションがあるよと言われたのだった。
そりゃそうだよね。今考えれば誰でも出しちゃまずいよね。
そこで、それはいつですか?と尋ねると、本当は2週間に1度なんだけど特別に今やってあげてもいいよだって!?。
心の準備なんかは無いのにいきなりだ。
何を歌ったかまったく覚えてないが、たぶんオリジナルだったかジェームス・テイラーだろう。まあとにかく、その人(小林哲さん)は僕をすぐに気に入ってくれてそれからしょっちゅう遊びに行くようになったのである。
その頃ちょうどヤマハJコンテストというのが始まり、KANNというバンドが出場していた。バイオリンをセンターに、プログレ系インストで優勝した。その衝撃に全身の血が騒いだ。そのバンドのドラマーが青山純君だった。(後で聞いたらリーダーのカンくんのお父さんは大手ハンバーガー関係者だった。)
そう言えば、ポプコンの予選会もおもしろいよと小林さんに言われたのがきっかけで、杉さんのピープルやタッチャンのサンシャイン・キャリフに出会えたのだった。
勉強になるからと、みんなでポプコン嬬恋本選会バスツアーに駆り出されたことがあった。なにが勉強だかわからなかったけど、中島みゆきという北海道代表の女性がひとり飛びぬけていた印象だけが強烈だった。
市川にある小林さんの実家に遊びに行ったある日のことだ。階段を上った2階の部屋でお茶を飲みながら話をしていると、一人の高校生らしき若者が顔を出してきた。
「ごめん、今日はもう少し後で教えてあげるから」と、哲さんはその若者をなだめるように帰して言った。「熱心なんだよ彼は、最近毎日のように来るんだよ。」
一見暗い感じのオタク見たいな若者だったような印象があった。
もしかしたら、その彼がドリカムなのかもしれないと、サンシャイン・キャリフ高橋君の「サン・ラブ」つながりでたった今知ってビックリしているところです。