残暑見舞い申し上げます。
温暖化の影響かと思われる異常気象に悩まされますがいかがお過ごしですか?
北京オリンピックでの日本選手団の頑張りに毎日感動させられます。
夏のライブで特に印象深かった思い出というとそれは神宮絵画館前での屋外ライブです。
アルバム「Tune Box」の発表と同じ頃で、ゲストには元オフコースの清水仁さんが来てくれました。
その日はいつものバンドメンバーのスケジュールが合わず、後輩のシンセプレイヤーに急遽参加してもらったのでした。
暑い夏のいい感じで演奏は進んでいったのですが、途中からけっこう風が強くなってきたのです。
そして、最高に盛り上がりはじめた「SHO−NEN」の演奏とともに一番強い風が吹いてきたのです。
風に吹かれながら歌うのもけっこうイイゼ!なんて思っていると、なんか音が変???
シンセの音が出ていない。
そーっと後ろを振り向くと、シンセプレイヤーの譜面が全部風に飛ばされたようで彼は残りの譜面を両手で押さえて奮闘している最中でした。
ステージのうしろでは目立たぬようにと中腰姿勢のスタッフが総出であっちこっちに散らばった譜面を追い掛け回していたのでした。
光景としては楽しそうでもっと見ていたいという思いもあったのですが、演奏を途中で止める訳にも行かず、僕としては一生懸命歌に専念しました。
その後の事はどうなったか覚えていませんが、あの瞬間のシンセサイザー松本晃彦君の表情は忘れられません。
そんな彼も十数年後には織田裕二主演「踊る大捜査線」の大ヒットサウンドトラックを担当していました。
此処の所自宅スピーカーがご機嫌斜めなようで困っています。
ヘッドフォンがいくら高品質でも用途が違いますからね。